ハタチ基金

2016/1/31 ハタチ基金からのメルマガから抜粋します

 


発達障がいのあるこどもとご家族は、震災直後から、「避難地獄」とメディアで表現されるほどの苦しみを味わってきました。
 
原発から20キロ圏内に住んでいたA君は4歳で発達障がいと診断され、震災前までは別の療育施設でサポートを受けていました。大勢の中で過ごせないため、仮設住宅にも居づらくなり、
親子で精神的に追い詰められていました。
ラーニングセンターでのサポートが始まると、A君は少しずつ落ち着きを取り戻してきました。
少人数の集団の中に入ることができるようになり、家での生活も安定し、親のストレスも減ってきました。
 
***
 
現在、ラーニングセンターには約30人の生徒が通っています。
昨年10月に行われたハロウィンパーティーでは、自分達で衣装を手作りすることから始まり、飾り作り、インタビューへの答えを考えることなど、事前に準備することがたくさんありました。しかし、子どもたちはどれも一生懸命にがんばり、自分で何かに取り組む事、事前に準備をする大切さを学びました。
また、12月に行われたクリスマス会では、行事に初めて参加する子どももおり、いつもとは違った一面を見ることができました。事前の飾り作りから始まり、当日のケーキ作りやお手伝いまでを子どもたち全員が協力して行い、みんなで協力して作り上げる楽しさを学びました。
 
このような子どもたちの成長は、「心理ケアから学習支援まで個別の手厚いサポートの賜物」と、
今月、開催された保護者会でも感謝の声があがりました。
現状はスタッフ一人で6人の生徒を見ている状況ですが、今後はよりきめ細かいサポートを届けるために一人で4.5人の生徒を目指しています。また、ラーニングセンターの定員はいっぱいで待機児童や
週2日~3回といった制限付で通所をお願いしている状況です。
 
今後とも皆さまのご支援を通じて、子どもたちへのさらに充実したサポート、
そして、待機児童ゼロを目指していきたいと考えています。
 
2014年度の活動報告はこちらをご覧ください。
http://www.hatachikikin.com/activity/smile

2015年11月 新しい支援先として、『ハタチ基金』を選びました。

 

東日本大震災時に0歳だった赤ちゃんが、無事に二十歳を迎えるその日まで

 

これがハタチ基金のコンセプトです。

HPの左にあるカテゴリをクリックしていただくと、どういうことをしようとしているところなのかが

わかりやすく説明されていますので、ぜひご覧ください。

 

わたしが、悩みながらここに支援先を決定したのは

カテゴリにあるレポートの部分にある、今年、2015年3月の代表理事の方ことばがきっかけでした。

 

 「今日は、震災から4年経って、子どもたちがどういう状態なのかという事をご紹介したいと思います。震災が起きたときに、(本イベントで活動報告を行う)4団体がこの日本財団ビルに集まって、様々な団体が被災地に支援をしている中、私たちはチームとしてどういう支援をすればいいか話し合いをしていました。そんな中、震災が起きた時の子どもたちが自信をもってハタチの日を迎えられるように、様々な年齢の子に対して様々な場面でその時に必要な支援をしたい、と思い立ち上げたのがハタチ基金です。(中略)NHKが宮城県の沿岸部の小中学校に対して実施したアンケート(2015年1月~2月)によると、専門的な心のケアを受けている子どもの数は2,500人、不登校は153人、震災前後で子どもたちの心に変化がみられると答えた割合は3割となっています。肌感覚としても、不登校・保健室登校・暴力的な子どもは増えている様に感じます。この変化が震災に起因するものなのか、データからだけではわかりません。しかし、この変化を私たちはどう捉えていくか。今日は皆さんと一緒に考えていきたいと思います。」  

わたしも教員ですので、あの混乱の中、あるいはその後、ここにいる子どもたちがどうなっているのかというのは常に気にかかっています。実際あちらの先生方と交流し必要とされているケアが幅広くあることや、人手や場所が不足していることも承知していました。

ただ、一地域に限定された支援になるのはどうなのか、ほんとうに、monologo-shopのお客様がわたしたちの作品をお金に換えてくれた、その多くはないけど貴重なお金をきちんと子どもたちの未来に使ってもらえるのかという不安や疑念もあって、わかりやすい活動をしているところを選んできました。

 

復興市場、南三陸ミシン工房、それぞれの活動には今も意味があると思うし、敬意を感じています。

ですが、復興市場の活動が停滞し、ミシン工房は新たな歩みを始めておられるのを知って、次の支援先を探す時期だと感じました。

 

みなさんの思いを確実にというお約束はわたしにはできませんが、ハタチ基金のみなさんに託してみようと思います。

 

実際にモノが動くわけではありませんので、お金の動きが不透明に感じられるかもしれませんが、子どもを支えるにはおとなのちからが絶対に必要です。人を救うのは最後はやっぱり人なのだとわたしは思うのです。



もどかしい思いを持ちながら細く長く続けることが大事と決めて

わたしにできることを、わたしは続けます。

そして、現地で現場で子どもと向き合うひとたちに、応援の気持ちをこめて支援金を送りたいと思います。